広島では岩牡蠣って食べられない!?
広島と言えば広島カープにお好み焼き、そして牡蠣の名産地として知られています。
実はこの「牡蠣」一口に牡蠣と行ってもさまざまな種類があり、所謂広島で販売されている「広島かき」はいつでも生でも食べられることで有名な「岩牡蠣」ではありません。
実は広島県で生産されている牡蠣は、広島県水産試験場が開発した三倍体カキといわれるものなのです。
つまり、広島県ではぷりぷりの岩牡蠣を食べることは出来ません!
それでは岩牡蠣を食べるならどこなのか、そして岩牡蠣が1番美味しいシーズンはいつなのでしょうか?
広島牡蠣のシーズンは冬。岩牡蠣のシーズンは……?
広島で生産されている牡蠣は、冬の冷たい波風にさらされる12~2月までが旬だとされています。
この時期の広島牡蠣はタダでさえ美味しい広島牡蠣の身が、さらに濃厚になり食べごたえが増すため、多くの人が特に年明けに広島に訪れます。
しかし、それは広島牡蠣のシーズンであって、岩牡蠣のシーズンではありません。
岩牡蠣がもっとも美味しくなるシーズンは、7~8月の夏場です。
また岩牡蠣は広島牡蠣などの"真牡蠣"と異なり、天然モノが多く市場にあまり出回らないレアな牡蠣になります。
それでは「牡蠣が好きだけど、特に岩牡蠣が好き!」という方は、広島ではなくどこに食べに行けば良いのでしょうか?
岩牡蠣がお腹いっぱい食べられる場所はどこ?
岩牡蠣も真牡蠣と同じくいろんな県で作られていますが、名産地として知られているのは秋田、石川、千葉の3県です。
この3県は天然で上質な岩牡蠣を食べられることで有名な場所で、広島のように牡蠣小屋はありませんが、魚市場などではぷりぷりの岩牡蠣を食べることが出来ます!
しかも、冬に観光客が多い秋田と石川は、岩牡蠣が旬の夏場はオフシーズンで移動費用やホテル代金も安くて済むので、実はこの3県は旬の岩牡蠣を安く食べられる最強の3県なのです。
残念ながら広島では岩牡蠣が食べられませんが、関東や東北では岩牡蠣が食べられるので、岩牡蠣が美味しい夏には広島意外の地域に行かれてみてはいかがでしょうか?
夏なら岩牡蠣!冬なら真牡蠣!真牡蠣を食べたいなら広島へ
食べる牡蠣の種類によって旬のシーズンが異なります。夏なら岩牡蠣、冬なら広島牡蠣のような真牡蠣という具合に、シーズンによって美味しく食べられる牡蠣が変わるので、自分の食べたい牡蠣に合わせて旅行先などを考えてみると良いでしょう!
ちなみにあなたは岩牡蠣と真牡蠣どちらが好きですか?